武富士 サラ金の帝王
溝口 敦

定価: \820
販売価格: \820
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おすすめ度:

発売日: 2004/04/01
発売元: 講談社
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サラ金の事を勉強したいなら他の本を読むべき書いてある内容自体がデタラメとか、そんな事を言うつもりはありませんが、この本は83年に書かれた本に前書きとあとがきをくっ付けただけと言う手抜き本です。
サラ金各社の成り立ち、各社の創業者の横顔等は読ませますが、どうせ焼きなおすなら、83年当時と、現在が如何に変わったのか等を書かなければわざわざ20年ぶりに文庫化する必要など
ないのでは?
なお当書は「武富士」と銘打たれていますが、武富士について言及しているのは1章のみなので
題名自体にも問題があります。
いずれにせよ、わざわざお金を出してでも20年以上前のサラ金業界について詳しく知りたいと
思う人のみ、この本を買うべきでしょう。正直自分は損した気分です。
サラ金=消費者金融問題の全体像本書は、1983年に出版された「サラ金商人」のリニューアル版です。
先頃グレーゾーン金利の撤廃などの「改革」がようやくまとまったタイムリーな問題につき、
「貸す側」の視点からその全体像を描く力作です。
本書は大きく2部に分かれます。
すなわち、前半において武富士をはじめ、
CMや駅前のティッシュ配りでもはや知らない人はいないであろう、
大手業者の経営者の生い立ちと会社の発展を批判的にレポートします。
そして後半においては、サラ金問題の背後に見える、
我が国の個人向け金融システム全体の問題につき、
主要金主である大手銀行との関係や、
今やお馴染みの債務者への取立ての実態、
さらには最新のレポートとして、
暴力団がらみのヤミ金へと筆が進められます。
本書は表紙やタイトルからして、
前半部分に力点が置かれているかのように見えて、
実際のところ、真の問題点である後半部分を正当に取り上げた価値ある一冊です。
著者は全体を通して、
精一杯生きようとする我々一人ひとりを取り巻く、
余りに冷酷なシステム、特に利潤追求に血道を上げる金融業全般に憤っており、
大いに共感します。
先日まとめられた政策も、それを伝えるマスコミも、
ひとり消費者金融業者を悪者に仕立てて矛を収めたようですが、
グレーゾーン金利問題にしたところで、
すでに本書の旧版の出された四半世紀前からの課題…。
血の通った制度はいつになったら実現するのでしょうか?